みなさまお久しぶりです!エリです。
いつの間にかマイアミからカリフォルニアに移住し、そこから嵐のような生活でブログを書く気になれず、前回の更新から一年ほど経とうとしています(笑)
アメリカで就労許可を貰い、コロナ渦の中がむしゃらに働き始めてから(ここちゃんとまた記事にしますね)今は新しい企業に転職し、時間にも心にも少し余裕が出てきたのでブログ再開することを決めました。
ビザ関連やアメリカ生活など、ネタはたくさんあるので後々アウトプットするのが楽しみですが、今回の記事はタイムリーな話題、コロナワクチンについて書きます!
※この記事は私自身がアメリカでワクチン接種をした際の個人的な感想・意見です。私は医療関係者や専門家ではないので、この記事はワクチンに関する情報を全て保証するものではありません。
アメリカでのコロナワクチン基本情報
アメリカで接種できるワクチンの種類
アメリカでは主に下記の3社のワクチンが流通しています。
- ファイザー社
- モデルナ社
- ジョンソン&ジョンソン社
アストラゼネカ社のワクチンはアメリカではあまり流通していません。
ファイザーは1回目の接種から21日後に2回目接種、モデルナは1回目の接種から28日後に2回目の接種が必要です。
一方ジョンソン&ジョンソンは1回の接種で完了です。
新型コロナワクチン接種の優先順位
アメリカでは2020年12月から徐々に新型コロナウイルスのワクチンが出回り始めました。
最初はどの州でも医療関係者と高齢者限定でしたが、カリフォルニア州では2021年3月から食品関係者(農業、酪農業、食品工場や飲食店の従業員など)の予約が許可されるように。
他州では食品関係者より教員などの教育関係者の方が早く接種出来ていたり、州によって優先順位にばらつきがありました。
現在カリフォルニア州では、12歳以上であるなら誰でもワクチン接種が可能になっています。
コロナワクチンへの疑問
コロナワクチンは安全?
実は私の旦那は、普段はフリーランスで主にイベント・プロダクション関係の仕事をしていますが、パンデミックでイベントなどがない現在は、コロナワクチン接種会場の安全管理者として働いています。
旦那の仕事は、会場内を見回って、接種を受けた人に異常がみられた場合に医療グループと連携を取る役目です。
大きい会場なので1日何千人もの人がワクチン接種に訪れる中、2、3日に一回ほど予防接種者の気分が悪くなったり、倒れてしまったりといった緊急事態が起こるそうです。
しかし、ほぼ全ての事例が精神的な不安によるパニック症状で、コロナワクチン自体が原因ではないそうです。
「注射」自体に大きな恐怖心を持つ人で、以前注射によって過呼吸を起こしたことがある人は、コロナワクチンでも同じ症状が出ることが多いそうです。
パニック症状で過呼吸を起こした人は、看護師の観察下で数十分もすれば良くなるケースがほとんどだそうで、それよりもひどい事例は旦那も見たことがないと言っています。
また、ジョンソン&ジョンソン社のコロナワクチン接種後に血栓症の事例が数件発表されたため、10日間にわたりアメリカでは使用が休止されていましたが、非常にまれな副作用であることと、利点がリスクを上回ることから現在は接種再開されています。
ワクチン接種完了=マスクはしなくても平気?
ワクチン接種完了後2、3週間でコロナウイルスへの抗体ができると言われています。
しかし、確率は低いですがまれにワクチン接種していてもコロナに感染してしまうことがあります。これを「ブレイクスルー感染」と呼びます。それでも、ワクチンを接種していると重症化したり、誰かに移してしまう可能性が限りなく低くなります。
但し、抗体が出来ている人が、出来ていない人に移してしまうと、重症化してしまう確率が上がってしまいます。なので、「ワクチン接種した人はマスク不要」ということにはすぐにはならないのですね。
現在一般市民にもワクチンが普及してきたアメリカでは、「屋外ではワクチン接種者はマスク不要、屋内でもグループ全員がワクチン接種者であればマスクをしなくてもいい」という新しいガイドラインが出ていますが、規制をゼロにするにはまだ抗体がある人の割合が少ないのが現状です。
私のコロナワクチン接種記録
上にも記載した通り、カリフォルニア州では、3月から食品関係者がワクチン接種の予約を受けられるようになりました。
私は転職前に飲食店で働いていたのですが、3月末退職予定だったのでギリギリセーフで飲食店従業員としてワクチン予約ができました!ラッキー。
カリフォルニア州でコロナワクチンを予約する
カリフォルニア州ではワクチンの予約管理に「Othena」というシステムを使っています。
スマートフォンからアプリをダウンロードして、基本情報と顔写真を登録して、年齢や職業などの質問にYesかNOで答えていきます。これで自分がワクチン接種の条件を満たしているか判断され、登録完了となります。
登録完了後、「予約の枠が開いたらお知らせします」というメッセージと共にひとまずは終了。
Othenaアプリダウンロードから登録完了まででかかった時間は5分ほど。スマホで簡単にできて、とてもわかりやすくて感動もの!!
登録完了から5日ほど経った後、「予約が空いています」とお知らせがアプリとemail両方に届きました。3日後の3/18の11:45の予約枠が空いているとのこと。
場所はアナハイムコンベンションセンターという大きな会場で、タイプはモデルナでした。(会場によって接種できるワクチンのタイプが違うので、特定の種類を選びたい時は別の会場の予約枠が開くまで待ちます。)
アプリでクリックして予約完了。すぐに予約確定のEmailが届きました。
ワクチン接種当日の持ち物
ワクチン接種当日の持ち物は下記の三つ。
- Othenaのアプリが入ったスマホ
- 顔写真付き身分証明書(運転免許証)
- 食品関係従業員であることの証明(名札や名刺、給与明細など)
ちなみに3.の食品関係従業員であることの証明は給与明細を持っていきましたが、2回とも確認されませんでした(笑)
3/18 モデルナ1回目接種
当日仕事は中抜けして、ワクチン接種会場へ。
Othenaのアプリに入ったバーコードを入り口でスキャンしてもらった後、たくさんのスタッフに誘導され、人の流れに沿ってアリーナへ。
空いているテーブルに案内され、看護師さんにアプリのバーコードを再提出し、確認のため名前と生年月日を聞かれました。
答えたらすぐに注射開始。ここまでの待ち時間はほぼゼロでした!
注射完了後、看護師さんがアプリを操作してからスマホを返してくれました。
注射後はすぐに会場を後にするのではなく、経過観察のため、15分間は待合いスペースで座って待つことが推奨されています。Othenaのアプリもこの15分間をカウントダウンしてくれていました。
私は体調に特に変化はなく、待合いスペースにいる周りの人も喋るかスマホをいじるかで平和に過ごしていました。
そして15分間のインターバルが終わると、なんとすでに2回目の予約が自動的に完了されているではありませんか!Othena素晴らしいな。
2回接種が必要なワクチンは日数間隔が決まっているから自動的にしてくれて当然なのかもしれませんが、私はワクチン接種のスムーズさに感動しっぱなしでした(笑)
1回目ワクチン接種後
当日の夜から注射をした腕が痛くて上がらなくなりました。2日ほど腕は痛かったですが、それ以外の変化はありませんでした。
体調の変化も一切なかったです。
4/15 モデルナ2回目接種
2回目の手順は1回目とほぼ一緒でしたが、すでに接種した周りの人からも2回目の副作用が強いと言われていたので、接種前と接種後にイブプロファインと呼ばれるアメリカの痛み止めを服用しました。
20代、30代の若い世代の人の方が副作用が強く出る確率が高く、ファイザーよりモデルナの方が副作用症状が強く出ると言われています。
2回目ワクチン接種後
結論:こてんぱんにやられました(笑)
もうしんどかった。。自分の体が免疫をつけるために戦ってくれているんだと思いながら一日を過ごしました。
私の副作用の症状を時系列で下にまとめてみました。
ワクチン接種6時間後:運転中、一気に疲れと眠気が押し寄せる。コクンコクンしながらなんとか帰宅。
翌朝5時:悪寒と関節痛で目覚める。熱を測ると38.5℃。イブプロファインを服用、二度寝。
朝10時:イブプロファインが効いたのか、熱が下がる。調子乗って家事などで動き出す。
12時:動きすぎたのか薬が切れたのか、また熱が上がりしんどくなる。関節痛がひどい。
午後:昼寝を繰り返す。
夕方〜夜:熱は微熱に。症状も落ち着いてきたが、疲れたので夜9時ごろ就寝。
症状はインフルエンザに近い感じです。特にあの関節痛の感じ!
ただ面白いことに、次の日はケロッと100%元気になっていました。インフルだと熱下がってからも数日は引きずりますよね。
人によって副作用の出方や期間など様々なようですが、私はガッツリ副作用が出たタイプでした。
ワクチン接種後の特典
アメリカの様々な企業では、ワクチン接種を推進するプロモーションをやっています!
中でも一番人気なのが、クリスピークリームのワクチン接種カード見せればドーナツ一個無料キャンペーン!
他商品購入不要で、制限なし。来年の3月までキャンペーンが続きます(笑)
私は車の中に常にワクチンカードを忍ばせていて、小腹が空いたらドライブスルーでドーナツ一個貰ってます(笑)
ビール会社のバドワイザーやサムアダムスもワクチンカードを持っていればタダでビールがGETできるキャンペーンをやっています。
アメリカの今後
カリフォルニアは6/15から全面的に経済再開へ
カリフォルニアは6/15までに経済の規制を完全に取り除き、ビジネスをリオープンさせると発表しました。
NYでは7月に経済再開を予定しており、バイデン大統領は7/4の独立記念日までに成人のワクチン接種率を7割以上にすることを目標にしていることを発表しました。
ワクチン接種率が7割を超えると、マスクやソーシャルディスタンスの規制が必要なくなり、パンデミック以前の生活に戻ることができると言われています。
伸び悩むワクチン接種率、ワクチン会場の閉鎖
しかし、5月に入りアメリカのワクチン接種率が低迷しています。
ワクチンを積極的に受けたい人はもうすでに接種を終えてしまい、あとはワクチン接種に反対な人、気が進まない人が残ってしまっているという状況です。
8月まで運営予定だった大型ワクチン接種会場も、需要の低さから5月末に閉鎖が決まっていて、今後は地域のクリニックや薬局での接種に切り替わるようです。
ワクチンの供給がうまくいっているアメリカの今後の課題は、低迷しているワクチン接種率をどのように上げるかといわれています。
追加ワクチン(Vaccine Booster)の開発
ワクチン接種して抗体を得た後も、一年後にはもう一度追加でワクチンを受ける必要があると言われています。
ファイザー社やモデルナ社は追加のワクチン注射や、経口薬の開発も現在進めていて、年内には出来上がる見通しとされています。
まとめ
私がワクチンを受けた大きな理由は、早く日本とアメリカを自由に行き来できるようになりたかったからです。
アメリカでも日本でも、コロナワクチンに対する様々な意見がありますが、私はパンデミックを収束させるには今のところ世界中の大多数がワクチンを接種することしかないのではと思っています。
変異ウイルスも広がってきている今、一刻も早く多くの人が抗体をつけることが必要と言われています。
とかいう私も、自分の身近な友達が接種完了するまで不安でしたし、旦那がワクチン接種会場で働いていなかったらきっともっとワクチン接種を躊躇っていたと思います。
私はワクチン絶対反対派!の人を説得するほどの知識はないけれど、私が実際にワクチンを受けてみた感想を公開することで、ワクチン接種を躊躇っていたり、不安を覚えている人が少しでも安心してもらえたらいいなという気持ちでこの記事を書きました。
日本にも早くワクチンが広がって、安心して日本にいる家族や友達に会いにいきたいな。
次は長らく放置していたビザ関係の記事書きますのでお楽しみに!
Elly
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